部下からの信頼を失うマネジメントでやってはいけないこと
30~40代のビジネスマンのなかには、部下を持ちマネジメントを行う立場になる人も少なくありません。マネジメントをこれまでやってきたことがない方は、部下に対してどのように接し、指導していくべきか悩む方も多いことでしょう。
ここではマネジメントに悩む方に向けて、やってはいけないマネジメントについて解説をしていきます。
●マネジメントを行ううえでやってはいけないこと
マネジメントにはいくつかのNGパターンがあります。具体的にみてきましょう。
*恐怖心を与えて人を操る
マネージャーの中には、社員を支配してすべての決定権を握り、常に社員に対して恐怖心を与える人がいます。これらを行うと、社員やチームのモチベーションが下がり、社員自身が自分で考えるということをしなくなってしまいます。
*権力に溺れる
マネージャー自身が傲慢で、自分が考えて出した答えがすべて正解であると信じているパターンです。そのため、部下に対して自分の考えを押し付け、部下を自分の思うように支配し動かしてしまうと、チームの士気は下がってしまいます。
マネージャーが自身のプライドにこだわりすぎると、結果としてチームに悪影響を及ぼしてしまうのです。
*部下の話に耳を傾けない
マネージャーがやりがちなこととして、部下の話に耳を傾けようとせず、一方的に話し続けるということがあります。
しっかりと部下の話に耳を傾け行動に移すマネージャーは、部下からも信頼され大切にされていると感じてもらえます。
何か困ったことや、不安なことなどを気軽に相談することができるマネージャーがそばにいれば、チームの中でもよい雰囲気が生まれてきます。
*部下を大切にしない
マネージャーの中には、部下を軽視してしまう人もいます。部下は会社の中の歯車のひとつであると認識し、代わりはいくらでも効くと考えているパターンです。
部下は一緒に仕事を行い、一緒に結果を出していくビジネスパートナーであるという認識がありません。
マネージャーとしてあるべき姿は、しっかりと部下のことを気にかけ、部下の長所や強みなどをしっかりと見出し、成果を今よりももっと上げるために適材適所で仕事を振り、配置することが求められるのです。
●まとめ
マネージャーは、部下を持ち、人の上に立つ立場の人間です。間違っても傲慢な態度をとることや、自分が出した答えが一番正しいと思い込み部下に押し付けるのは、チームや会社にとっても好ましくありません。
しっかりと部下の話に傾聴し、気軽に部下に相談してもらえる雰囲気をつくってあげる器の広さが、結果としてチームや会社にとってプラスに働いていくのです。