上司が部下との飲み会で注意すべき3つのポイント
会社で上司が部下を誘って飲み会を開くというのは、今も昔も日本の社会の風習として存在します。一時期は、上司から誘われる飲み会に参加しない若者も増えていましたが、最近では風向きが変わりつつあり、社員同士のコミュニケーションを大事にする企業も増えてきています。
ただ、飲み会に誘う上司は、飲み会を開くにあたって注意すべき点がいくつかあります。ここでは、上司が部下との飲み会で注意すべきポイントについて挙げていきます。
上司が部下を飲み会に誘う際に注意すべきポイント
上司が部下を飲み会に誘うシーンでは、参加する部下も上司からの有意義な話を聴く時間を共有したいと感じています。上司が飲み会を開く際は、次に解説するポイントについて注意してください。
酔って豹変しない
お酒を飲んでいるとどうしても気分が高揚し、饒舌になってしまいがちです。こういう時に自制心がはたらかなくなり、乱暴な言動や振る舞いをしてしまう方がいますが絶対にNGです。酔った勢いで、部下に説教するということはあってはなりません。
飲み会に誘う上司はしっかりと自制心を保って、飲み会を開くべきです。
自分の話よりも部下の話に傾聴する
飲み会を開く上司の中には、自分の話を部下に聴かせたがる人がいますが、これもNGです。飲み会に参加する部下は、日頃の仕事での不満や愚痴、悩みなどを上司に打ち明けたいと考えているものです。こうした部下の悩みなどをしっかりと聴くのが上司の役目です。
上司は話し手よりも、聴き手に回ることで、部下も悩みなどを打ち明けやすくなります。
一方部下から上司へ話を求められることがありますが、その場合は成功談ではなく失敗談を話すと効果的です。
上司の失敗談は部下を安心させる効果があり、飲み会の場も和みます。
仕事の愚痴や文句は言わない
飲み会で上司から出る会社への愚痴や不満は、部下を失望させてしまいます。部下は上司の背中を見て育つもので、上司が会社の愚痴ばかりをこぼしてしまうと、部下は将来のビジョンを描けず希望を失ってしまいます。
部下に成長を求めるのであれば、仕事の楽しさややりがい、今後どのような未来を描いていけるかといった夢や希望を語るようにしましょう。
まとめ
上司が部下を誘って開く飲み会では、その場の立ち居振る舞いで上司の人間力が求められます。大切なのは、自分のことより部下のことを優先して考えることです。上司が開く飲み会は部下にとって有意義な時間を提供する場として捉え、上司と部下のよい人間関係を構築していけるよう心がけてください。