ピアノの処分方法とは?費用や注意点についても解説!
自宅にピアノがある方は「いつ処分するか?」という問題に、遅かれ早かれ直面することになります。何とかしたいけれど、どうしたら良いか分からない、費用がどれくらいかかるか気になる、といった悩みを抱えている方も多いことでしょう。この記事では、ピアノを処分する方法や費用、処分する際に気を付けておきたいポイント等について紹介します。
処分方法は?
処分方法には、どのようなものがあるでしょうか。以下で紹介します。
買い取り業者で処分する
処分をするにはお金がかかると思っているかも知れませんが、買い取ってもらえるケースも十分にあります。
30年以上前のタイプであっても、カワイやヤマハのものであれば値段が付く可能性大です。
値段が付かずに有料で処分してもらうことになったとしても、専門業者に任せた方が良いでしょう。運送会社が引き取り来てくれるので、安心して任せられます。
不用品回収業者で処分する
価格が付かない場合は、不用品回収業者に依頼するのも良いでしょう。
住んでいる自治体のホームページに「一般廃棄物収集運搬許可業者」が掲載されているので、そちらに処分したい旨を伝えれば、後日業者が立ち合って処分してくれます。
自治体指定の業者がいない場合は、民間の業者に依頼しましょう。民間の場合は、ごく一部ではありますが悪徳業者も存在するので、注意が必要です。
一般廃棄物収集運搬業許可を所得していても、ピアノ処分を取り扱っていない場合もあるので、実際に依頼する前に確認しておくことをオススメします。
自治体の粗大ごみとして処分する
電子ピアノであれば、ほとんどの自治体で粗大ごみとして回収してもらえます。処分費用は大体1500円前後です。
一方でアップライトピアノやグランドピアノといった大型のものは、多くの自治体は粗大ごみとして回収することが出来ません。
「ピアノ線を破砕出来ないから」というのが主な理由で、代わりに専門業者を紹介してくれる自治体もあります。
親族や友人、知人などに譲渡する
もし親族や友人、知人などで欲しい方いるのであれば、譲渡するのも手です。
自分が大切に使ってきたものを、親しい人物に使ってもらえるのは、喜ばしい事と言えるでしょう。
搬送する際にはプロの業者に依頼する必要があり、楽器の型番と移動距離で料金が変動するという点も考慮すべきポイントです。
フリマサイトやオークションを活用する
メルカリやラクマ、ヤフオクと言ったフリマサイトやオークションを利用するのもオススメです。
出品する際に手数料がかかりますが、現金に替えられるというメリットもあります。
出品手続きや落札者との取引、運送会社への発送など個人で行う作業が多く、初心者や早く売りたい方にはあまりオススメ出来ません。そのため、業者に頼んだ方が楽だというのが実情です。
興味がある方は、経験者にやり方を教えてもらうか、代行サービスを活用するのも良いでしょう。
種類別の処分方法とかかる費用
種類によっても処分方法や費用が異なるので、以下で紹介します。
電子ピアノ
価格帯の幅が広いこともあり、買い取り専門業者では値段が付かないケースも珍しくありません。
専門業者では無く楽器全般を扱っている業者の方が、買い取ってもらえる可能性が高くなります。重さは40kg前後なので、グランドピアノやアップライトピアノと違い一人で運び出すことは、それ程難しくはありません。
処分費用の相場は、大体10000円程度となっています。
グランドピアノ
オーケストラやコンサートなどでよく使われるタイプのものです。重さは400kg程度あるため、運ぶだけでもそれなりの人員や専門的な知識が欠かせません。
最初に足を分解する必要があり、初心者には難しい作業となるので、専門業者に任せるのが無難です。メーカーによっては高価になることも期待出来るタイプで、多少の汚れも許容範囲になる可能性もあるので、事前に業者に確認しておきましょう。
処分費用の相場は、大体40000円から60000円となります。
アップライトピアノ
縦型でスペースをあまり必要としないタイプですが、重さは200kg程度あるので、一人で持ち運ぶのは不可能です。
最低でも二人は必となり、上手く運ばないと怪我に繋がる可能性があるので、注意が必要です。また、運び方が良くないと楽器が損傷してしまうこともあります。グランドピアノ同様、専門業者に任せるのがベストと言えるでしょう。
処分費用の相場は、大体20000円から40000円となっています。
処分する際に気を付けたいこと
処分する際に気を付けておきたいポイントを、以下に紹介します。
搬出費用は設置場所で異なる
ピアノの設置場所は、それぞれの家庭によって異なります。買い取りを業者に依頼する場合、搬出時の作業に費用が掛かるのですが、自宅のどこに置いてあるかによって、費用が異なることを念頭に入れておきましょう。
例えば戸建て住宅であれば、1階よりも2階から運び出す方が、労力的に大変なのでその分高くなります。場所によっては、クレーンを使っての搬出が必要になるケースもあるでしょう。
置いてある場所からどのように運び出されるのかを、事前にある程度シミュレーションすることをオススメします。
移動距離で費用が変わる
親族や友人に譲渡する場合、目的地の距離とピアノの種類によって運搬にかかる費用が異なります。
いくらかかるかは業者によって異なりますが、大体10kmごとに料金が徐々に増えていくパターンが多いです。
また、大きなタイプのものであれば、料金は高くなります。つまり、大型且つ移動距離が長ければ、費用はそれなりにかかると考えて良いでしょう。
料金をある程度予想するために、目的地までの距離がどれくらいあるかを調べておくことが重要です。
個人での搬出は避ける
小さいタイプのものであれば、個人で運搬も可能でしょう。しかし、大型の場合は自分でやろうとすると事故を起こす可能性が高くなります。
大型の重さは軽い物でも60kgほどあり、重ければ100kg以上になることもあります。それ程重い物を運ぶとなると、万が一落としたり挟まれたりした場合は大けがに繋がることもあり、非常に危険です。業者に搬出を依頼するようにしましょう。例えば「ピアノ処分.com」という買い取り業者では、専門スタッフが搬出を全て行うので、手伝う必要が一切なく便利です。
壊れていると値段が付かない
損傷が激しい場合には、買い取ってもらえない可能性があります。
一部が欠けている、音が出ないなど、修理可能である場合は買い取ってもらえると考えて良いです。しかし損傷が酷い、濡れている等買い取りにおいて致命的な欠陥がある場合は、対象外になることもあるので注意が必要です。
まとめ
ピアノを処分するにあたっては、売却する、値段が付かずに回収してもらう、誰かに譲るといったケースがあります。所持しているもののタイプや購入してからの年数、運搬時の移動距離などによって費用が異なるという点にも注意です。自宅にあるものはどのような状態なのかを事前に確認してから、業者に依頼することをオススメします。処分に悩んでいる方は、この記事で紹介した事を参考にしてみてはいかがでしょうか。